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日本語という外国語 ~ 国文法と日本語文法

2010.04.03.09:40

日本語という外国語 (講談社現代新書)日本語という外国語 (講談社現代新書)
(2009/08/19)
荒川 洋平

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図書館で気軽に借りてきた本ですが・・
これは外国人に対する日本語教育という立場から日本語を見たという本です。

英文法を教えねばならないというとき、日本語との対比で説明するというのが基本ですから、日本語文法について知っておこうというのはありますね。ですから日本語教育というのも、英語教師は隣接領域として知っておいてよいと思うのです。

ところが・・この本で初めて知った衝撃的な事実は・・ いままで学校で教えられていた「国文法(学校文法)」は、そういう視点からみると全然ダメだ、ということなんですね。学校文法が駄目なことは日本語教育の人には周知のことで、国文法に変わる、外国人に教えやすい「日本語文法」というものができている、ということなんですね。

私は国文法はそれなりに得意だったので、それがまったく使えないというのは少なからぬショックです。いっぽう、もっと優れた「日本語文法」というものがすでにいくつかあるなら、それが日本語教育界の人にしか知られていないのはもったいない、もっと外国語学習の世界全体にその知識が広まるべきではないのか、と思いました。

たとえば、国文法では、動詞の活用は 未然・連用・終止・連体・仮定、命令 だったりしますが、日本語文法では

辞書形・よむ マス形・よみます テ形・よんで ナイ形・よまない 意向形・よもう 条件形・よめば 命令形・よめ

なんです。
この語尾の「ます」とか「ない」などは、学校文法では助動詞とされていますが、日本語文法では助動詞を認めず、活用語尾と理解されます。

日本語という世界が、まったく別の枠組で見ることができるというのは、理屈としてはわかりますが、現実にそういうものがあることを、いまさら知ったわけです。

かくして私は、この本をきっかけに、あわてて? 「日本語文法」についていろいろ読み始めました。それについては、また。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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