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英文法やり直し本の考察

2010.11.04.15:37

さて、英文法やり直し本としておすすめしてきた『基本にカエル英語の本』なのですが・・
これで教えてみて、ちょっと、説明の仕方に疑問を感じる箇所も出てきました。
たとえば「起きなさい」という命令文を教えるのに、「ケロ蔵は起きる」という文を作ってそこから命令文に変えていくのですが、命令文は基本的に二人称の You get up. の主語を省略したものとして教えるのが普通でしょう。英語は主語+動詞と並ぶのが普通なので、主語を省略すると「あれっ」という普通でない感じが生まれます。それが命令というエネルギーを生むわけです。疑問文で倒置するのも、倒置によって非日常を作り出して注意を喚起するからです。

というわけで、例文にもちょっと不自然なのがあるし、リピートなしかなあ、という気分に傾いています。前には一押しと書きましたが、今は一押しの座からは落ちました。読んで損はないと思いますが。

昔のことですが、You had better play tennis. という例文を見てのけぞり、「この人は had better のニュアンスを知らない人なんだ」とガクゼンとしたのが印象として残ってしまっていますしね(なお、そのときはそう思ってしまったということで、ホントに知らないのかはわからないです。ただそのニュアンスを伝えるならば You had better see a doctor. のような例文の方が適していると思います)。

ほかの本を探してみると、次のものが使いやすいかなあと思ってます。『この英語本がすごい』にも紹介されていましたね。

CD付き トコトンていねいな英文法レッスンCD付き トコトンていねいな英文法レッスン
(2004/10/31)
ひだか たかのり

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will と be going to は同じ意味だ、とか変なことも言っていますが、コンパクトに知るべきことがまとまっていて、しかも基本文練習ができるようになっているのが長所です。来年度はこれを使おうと思ってます。ただこれは教えるのに使いやすそうだということで、独習の場合はまた別かもしれません。それと、内容は高校一年くらいまでです。分詞構文や簡単な仮定法も知っておくべきことなので、中学の内容に限定するより実際的かもしれません。

くもんの『中学英文法』もなかなかいいですが、CDつきでないのが欠点です。

基本文練習は、まずCDを使ったディクテーションから入って、それができるようになったら英語で言う、というステップを踏む方がやりやすいですね。

それからこれも『この英語本がすごい』に紹介されていましたが

英文法がはじめからわかる本英文法がはじめからわかる本
(2004/04/20)
江藤正明

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こちらは難度としては『くもんの中学英文法』や『トコトンていねいな英文法レッスン』あるいは『基本にカエル英語の本』の次に読むのに適しているように思います。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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