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駄目な留学について

2010.06.22.20:19

さて、レビューする本がたまってきてしまいました。


留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
(2007/03/23)
栄 陽子

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新書ってのは基本的に図書館で借りるんですよね。で、ちょっとタイトルに興味があったので読んでみました。
アメリカへの語学留学の驚くべき? 実態が書かれています。特にコミュニティ・カレッジというものですね。私もちょっと話には聞いていたことなんですが、だいぶ具体的なことがわかりました。

まあちょっとリサーチすればわかることなんですよね。要するに、あまり英語ができなくて、普通の大学に入学できないような人をターゲットにした悪徳留学エージェントというものがいて、それにひっかかるケース、というようなことなんでしょうか?

私に言わせれば、「そこそこ以上の大学」にダイレクトに入れるような英語力・学力全般がないのであれば、そもそも留学なんてやめといた方がいいと思うんですね。留学というのは、なんとなく英語ができればいいかな、なんていうあいまいな動機でするものではなくて、他のアジアの国の人のように、「エリートになるためにするもの」と位置づけるべきだと思います。だからある程度のいい大学に入れるのでなければ意味はないです。コミュニティカレッジにも入れなくて英語学校に二年通ってから入るなんて例が出てますが、ありえないですね。貴重な時間をむだにしてます。

コミュニティカレッジに留学するくらいなら、そのお金で、しばらくの間バックパック旅行でもした方が、よっぽどいろいろ勉強になるんじゃないでしょうか。

英語がそこそこ話せるだけで他に何もスキルがなければ仕事できませんね・・ 通訳とか英語そのものを商売にしようというなら「そこそこ」レベルでは話になりませんし、教えるのならば、英語教授法とか英語学、英文学などの専門分野をやってないとだめですよ。

英語の勉強なんて日本でも相当できますし、まずは日本で猛勉強してTOEIC900点くらいとって、そこそこ以上の大学(できれば大学院)で、何かの専門を学ぶ・・っていうのでないと留学って意味ないと私は思ってます。

英語の本を読むのとCDを聞きまくるので900点は取れます。取れないような人はそもそも留学なんてやめておけ~ てのが私の意見です。900っていってもそれはスタート地点にすぎません。本当に英語ができるというのはそういうレベルではありません。

ということですが、この本にもどりますと、副題の「英語コンプレックスが生み出す」っていうところが、もうちょっと掘り下げてもよかったかな、と思います。そのへんに興味があったんですがね。なんかこの本を見ると、ある種の英語学校というのは、「学力がないくせに留学すればなんとかなると思っている浅はかな日本人のたまり場」と化している、という実態もあるようなのですね。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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