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韓国語をやるときの学習法

2013.11.15.19:46

この前の日曜、ハングル検定の3級を受けてきました。
速報サイトでチェックすると、いちおう合格点には達したと思いますが、どうなりますか・・?

韓国語をやっているのは、第一に趣味ということで、外国語学習そのものに興味があるということです。
とりわけ、韓国語は日本語から見てその位置づけがユニークです。ここまで文法や語彙に共通性のある言語はほかにはないですから、面白さがあります。
もしロシア語やアラビア語みたいに、文法や単語に共通性がほとんどない言語をやったら、どれだけ困難なことでしょうか。しかもこういう言語は、学習教材がとても少ないですね。

教材の数では英語がダントツではありますが、たぶん今二番が中国語、三番が韓国語だと思います。教材選択に困ることはあまりありません。
こういう学びやすさも、選択する理由の一つですね。

もう一つは、「外国語学習についての考え方が正しいかの検証」ということです。外国語はこうするのがいいのだ、ということを実地に証明するわけですね。

私は、韓国語については、「対訳による多読」が最も効果的ではないか、という仮説を立てました。
もちろん読んだ後、それを音声でもインプットし、音読し、文字と音声をマッチさせるというプロセスを続けます。
これでかなりいけるのではないかな、と考えています。

英語でしばしば言われている「やさしいものの多読」ですが、「辞書は引かない」ということに少しこだわりすぎではないかと感じています。
これは、訳読式で英語を勉強してきて、日本語に訳して理解する癖がついている人のための対症療法としては有効でしょう。
しかし一般的に、外国語学習として考えたときに、多読しながら、そこに出てくる語彙を拾っていき、それを音声でもインプットして身につけていく、というプロセスの方が上達が早いのではないかと思っています。
ですから、ところどころ知らない単語が適度に入っているテキストが有効なのです。辞書を引かない、ということにはこだわりません。

もう一つ、ほとんど辞書を引かなくてもいいような読み物が、英語では大量に手に入りますが(お金さえ惜しまなければ)、韓国語ではそうもいかない、ということもあります。
さいわいに文法構造が近いですから、対訳で、この単語はこういう意味、ということがすぐにわかります。この方式でいけば多少知らない単語があってもどんどん読んでいけます。

英語では「日本語の頭と英語の頭を切り換える」ということが必要です。
日本語的な頭を使って英語を理解するという訳読が問題があるのはそのせいです。
ですが、韓国語をやっていると、どうも、基本的に日本語的な頭を切り換えないまま、単語だけ韓国語に置き換えてもある程度いけてしまう、ということがあるのです。

これがどれほど楽なことか・・
ヨーロッパ人が英語を勉強するときはこの感覚なんだな、ということですね。彼らは、日本人の何分の一かの努力で英語を話すことができるようになるのです。

まあこのように、英語・フランス語・ドイツ語などヨーロッパ語と、韓国語の両方を学んだ経験から、「母語との距離の差」を考慮に入れない英語教授法というのはどうなのよ、と疑いの目で見るようになりました。英米の「専門家」の言うことを頭から信用しないようになりました。
日本語母語話者は、「英語の頭」を身につけるためのストラテジーが必要です。ただ、やみくもにしゃべる経験を増やせばいい、というものでもないですね。

韓国語をやることは、英語学習法について新しい視野を得ることでもあると感じます。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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