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意外にない「英語入門書」

2010.01.12.21:33

中国語、韓国語、フランス語・・みな、まったく初歩からの入門書が大量に出版されています。



ところが、「英語の入門書」は、ほとんど出ていないのです。調べてみたのですが、本当にない。これは衝撃の事実でしたね。



というのも、中学高校で本当に英語がまったく駄目で完全にゼロからやり直すという人を教えることになったのですが、適当なテキストを探してみたが・・これがない! もちろん「やり直し英語本」というのはたくさんあります。ところがそれらはみな、本当に英語がゼロに近い人には、あまりにもむずかしすぎる!



どうも出版社の方では「大人になって本当に中学一年生みたいにゼロから英語をやる人なんてどれだけいるのか」と、マーケットとして相手にしていないみたいなのですね。



ところが、実際は、きわめて多いのですよ。本当にゼロから始めなければならない人は。



「大人向けの英語の入門書が存在しない」という出版状況は、ひじょうに奇妙なものに思いました。



伊藤サムさんのHPでも、ゼロからのやり直しとして、中学教科書+教科書ガイド+CDで始めることが推奨されています。もう一つのプランとしてはNHKの基礎英語ですね。



そこで基礎英語1を1冊にまとめたこの「わくわくストーリーで英語楽習!」です。私はいろいろ探しましたが、本当にゼロから再スタートする人に使える、CDがついていてスキット形式になっている本と言ったら、この1冊しか見つかりませんでした。ほとんどのやり直し本は、英文法を例文つきで解説していくものですが、ふつうの語学入門書のように、スキットを中心に課が進んでいく形式の本ってほんとになかったです。どうしてこんなにないのか。



この本も、ちょっと解説があまりにも少なすぎるので、独習の場合は何か参考書を併用する必要があります。しかしテキストとして教師が教えるのだったら、まあこれかなあ・・という感じですね。



出版界に、日本人の英語力レベルを知ってもらいたいものですね。私の見るところ高校卒業者の少なくとも2割以上は、中一レベルもできていないのですから。マーケットとしてあり得ると思うのですが。現状の「やり直し本」には大いに不満ありですね。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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