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日本人のための中国語学習法を考察

2010.02.14.20:25

英語学習法を少し研究した立場から、日本人にとっての中国語の学習法を考えてみました。



非漢字文化圏の人が中国語をやるときとは、おのずから違ったアプローチがあろうかと思うわけです。



英語学習法の研究で得られた結論は、「理解できる大量のインプットを中心とし、適宜、アウトプットの練習もする。文法は、文法学習だけで完璧をめざすのではなく、まず知識として入れてから、インプットとアウトプットの練習の中で定着させる」ということです。



ですから中国語の場合も、大量のインプットを中心とするメソードでまちがいはありません。



ただ、日本人の特殊事情として、「漢字はかなりわかる」という事実があります。つまり「見てわかる」というのがかなりあると同時に「聞くとわからない」というギャップがあるわけです。これがいちばん大きいでしょうね。



英語でも、実際に覚えている発音と、実際の発音が違うために、聞いてもわからないことが多いです。学校英語で音声インプットを軽視していることの弊害です。たとえば top を「トップ」だと思っているとわからない、これは「タップ」とアに近い発音であるわけですね。こういう音声インプットが足りなくて間違った音で覚えている人は、音声インプットを意図的に大量に入れて、自分のデータベースを更新する必要があるのです。



日本人の中国語学習者も、かなりそのケースの応用で考えることができそうです。つまり、「この字は意味はわかるが、中国語ではどういう音なのか」ということを徹底的に学習すればいいということです。



そこで、考えられる方法は、第一に、テキストを見ながら音声を聞く、あるいはまねする(シャドーイング)ということです。

第二には、ピンインつきのテキストを多読することです。中国の子どもはこういうピンインつき本で字の読み方を覚えるわけですよね。日本でもルビつきの本をたくさん読んだおかげで普通の本が読めるようになったわけです。これは、できれば音読もしたいですね。



このように音のインプットを中心に組み立て、「音声データ」を既存の漢字知識と組み合わせ、そして、日中で意味のことなる部分を注意していけば、かなりな上級まで行ける気がします。



まあ、要は、多聴多読が、英語以上に重要だという結論です。多読を、「ピンインつき」でやるというのが一つのポイントですね。



アウトプット練習ですが、最近ではスカイプによるレッスンも安くできるので、いくらでも機会はありますね。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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