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インターリンガの例?

2010.02.22.15:14

前の記事で、中間言語についてちょっと書きました。



それで思い出しましたが、英語の初心者で、I am play tennis. とか  I was play tennis. というふうに必ずBe動詞を入れる人がいました。I play tennis. という一般動詞の最も基本的な形がなかなか言えない、これはなぜかな~と思ったことがありました。



あとで気がつきましたが、つまり、I am happy が「私は幸せだ」ということならば、I は私、happy は幸せだから、am は「は」にあたるのだ、と日本語の類推で考えているのではないかと思います。考えているというか、そういう擬似的な文法規則がこの人の頭にはできている、これが中間言語の例だなというわけです。



ですから「私はテニスをする」は、I am play tennisになるわけですよ。



で、これも、何回直してもそう簡単に直りません。これまでの教師ならば、悪い癖がついたな、と思うところでしょうが、これは中間言語なので、ある程度インプットが進めば自然に修正されてくる、ということかもしれません。ただ、日本語と一対一の対応をさせようとしてもだめだ、ということは早めに言っておいたほうがいいかもです。あと、I play tennis という例文をともかく丸覚えしてしまえば、今の疑似文法が成立できなくなるので、中間言語の組み替えが進むかもしれません。



基本的に、Be動詞っていうコンセプトがむずかしいと思います。これも日本語にはないものですし。中国語には「是」っていう似たものがありますけどね。



しかも、Be動詞とそれ以外で否定文・疑問文の作り方を変えねばならないなど、こういう中一のいちばん基本的とされることが、日本語の言語コンセプトと大きくかけ離れているので、なかなか難度が高い。実はBe動詞とは何かというのが英文法でいちばんむずかしいのではないかと思います。



てことを考えれば、英語を教えるのは最初がいちばんむずかしいのでしょうね。どの外国語でもそうかもしれませんが。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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