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英文法は語順が大事

2013.03.17.18:30

英語は文法的には日本語からかなり遠いです。
韓国語をやったことのある人は、日本語との文法の近さに驚いたと思います。
ほとんど単語を置き換えるだけで言えてしまう部分があります。漢字語もほとんど共通しています。

これが、英語やフランス語、スペイン語、ドイツ語など同じヨーロッパ系言語の関係でもあります。さらに文字も同じですから日本語と韓国語よりさらに近いです。

ですので、そういう欧米の中で発達した教授理論はどこまで日本の環境で使えるのか、という問題もあります。また、教えているのが英語圏で、外に出ればいくらでも英語を使う機会があるのと、日本でやるのとは同列に論じるわけにはいきません。
そこで、外国で英語教授法を学んできてもそれで授業するといまいちうまくいかないこともあり得ます。
欧米人が日本人の英語学習について何か言うなら、、欧米以外の言語、あるいはフィンランド語、ハンガリー語など違う言語系統の言葉を上級レベルまで学んでみてからやってくれよ、と言いたくなります。ネイティブの英語教師で、何年日本に住んでいてもいっこうに日本語が日常会話以上に上達しない人もいますが、違う系統の言語を上級レベルまで上達させるにはどうするか、という方法論を本当に知っているでしょうか。

さて言語的に言うと、英語はSVO型、日本語はSOVという基本的な違いがあります。
また日本語のようにさまざまな助詞・助動詞をくっつけて文を構成していく言語を「膠着語」といいます。韓国語、モンゴル語、トルコ語などがこれにあたります。モンゴル出身のお相撲さんは日本語がうまいですが、こういう文法構造の類似ということもあるのではないでしょうか? 
ヨーロッパ語は一般に「屈折語」と言われており、語形変化が重要な役割をしています。
しかし、フランス語などをやった人はわかりますが、英語はこの語形変化が大幅に退化しています。
たとえば人称変化は、go → goes など、三人称単数しかありません。
フランス語などでは、一人称・二人称・三人称の単数複数がそれぞれあります(同じ形になっている部分もありますが)。
つまり屈折が退化して、三人称単数だけ生き残ったのです。
語形変化が退化したため、かわりに、英語では語順が重要性を増しました。
これは、単語の並び方ですべてが決まる「孤立語」としての性格をも持つようになったことを意味します(孤立語の代表としては中国語などがあげられます。ただ北京語は清朝時代の異民族支配により膠着語的な要素も持つようになったといわれます)。
すなわちここで言えることは、「英語は語順が大事!」ということです。
それは二通りの意味で、日本語と違うSVOの語順であるということと、言語の性質として語順が中心である、ということです。
ですので、「語順感覚」を身につけることが非常に大切になります。

そこで、この前紹介した『ハートで感じる英文法』などをおすすめしたいわけです。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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