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量は大切だが・・

2012.03.21.19:54

きのう、「努力を惜しめ!」と書きましたが、
それは「方法論を吟味せずにやみくもに同じことをたくさんやろうとするのをやめる」という意味です。

しかし、外国語の習得には「量」が必要です。それをインプットと言いますね。
むしろ、日本人の多くは英語に触れる量が少なすぎるのでできない、という面があるわけです。

以上のことは矛盾するわけではありません。
つまり、量が大切であるのは言うまでもないんですが、問題は、何を大量にインプットするのか? ということです。それはよく考えてみるに値します。
具体的には、インプットする英語の種類やレベルということです。

それと、文法とか構文とか、単語集だとか、そういういわゆる「明示的な勉強」と言うんですが、それをインプット学習とどう組み合わせるのが効果的なのか? ということでもあります。

ここではそういう大きな問題に対して答えを出すわけではないんですが、
大まかに言えば、インプットは「自分の今のレベルプラスアルファ」だと言われています(i+1)。
あとインプットとアウトプットの比率は、インプットを多めに、アウトプットをちょっと、くらいで、だいたい8:2か9:1くらいの比率でいいようです。
つまり、適当なレベルのインプットを主食に、あとは「おかず」という考え方です。

インプットというと多読・多聴なのですが、
私は多読の授業というのをけっこうやっているのですが、多読の手法に「シマウマ読み」と言われているものがあります。
これは、読むもののレベルはみな同じにせず、時にはちょっとむずかしいの、時にはかなりやさしいもの、その間とか、いくつか複数のレベルをまぜこぜにしてすすめるということです。それをやっていきながら、徐々に、その最高レベルと最低レベルが少しずつ上がっていく、という感じです。
TOEICの模試を何十セットもぶっつづけでやろうという人もいますが、それだと、レベル的に単一のものになってしまうのでは、という気もします。特に900以上の人は、時にはニュース英語とか、TOEICより上のレベルのものも混ぜながらやった方が効果的では、というふうに思います。あるいはTOEICよりやさしい英語を大量に速く読む練習というのも考えられます。TOEICスコア自体が目的ではなく、英語力向上が目標であるならば、そういうシマウマ読みをお勧めします。

というわけで、量は大切ですが、その量の中身についてはいろいろ研究する、ということです。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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