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TOEICが好きではない人のためのTOEIC攻略法

2012.03.02.01:24

TOEIC講師の中村澄子さんの本に「英語が嫌いな人ほどTOEICは伸びやすい」という話がありました。英語が好きだとTOEICに関係ない勉強に時間を使ってしまい効率が落ちるということだったと思います。

それで思ったんですが、もう一つ、TOEICが好きか嫌いか、ということもあるでしょう。世の中にTOEIC自体が好きな人は多いと思います。
でもそれは全体から見たら少数で、大多数の人は別にTOEICなんか好きでも何でもないが、受けないといけないから受けるという人も多いんじゃないかと思うんですよね。

TOEICの勉強はできるだけ最小限にして成果を得たい、つまりできるだけ効率的にやりたいということです。TOEIC受験のノウハウの向上というのはそういうことですね。最小限の努力で最大限の効果を上げるのを技術的な向上と言うわけですから。その意味で言えば、少なくとも900点くらいまでは、TOEIC受験の技術は急速に進歩してきているわけです。

このブログでは韓流TOEIC本を韓国のオンライン書店から購入する方法を紹介したりしていますが、実のところ私自身はTOEICが好きなわけではありません。むしろできるだけ早く990を取って卒業してしまおうと考えたわけです。私はトーイッカーではありませんし、このブログはTOEICブログではありません。

TOEICブロガーの人はものすごい勉強量を誇っています。TOEICの勉強自体が好きでしかたがない人たちが世の中にはいるのですね。
ただ、一般の、TOEICが好きではなく一つの通過点としかとらえていない人たちは、そういうTOEICブロガーのやっている方法をそのまままねしても意味がないところがあると思います。というのはそれは基本的にものすごい勉強量を前提としているからです。
量がすごいので、ある意味では、それが費用対効果(努力に対する成果)が最大であるかどうかの検証ができません。あまり効率的な勉強法ではないが、とにかくすごい量をやったので結果的に成果が出たということも考えられるからです。

つまり、TOEICスコアを取るための最善の方法は、むしろTOEICが好きではない人によって書かれるべきものなのです。最小限の努力で目標スコアを取ろうという発想こそ普通の人には必要なものです。そういうノウハウこそ知りたいわけです。技術の進歩は努力を惜しもうという発想から発展するのです。文明の進歩とは基本的に生きるための努力の量を減らすことにあるわけですよね? より簡単に少ない努力量でできる方法が発明されていくことが進歩です。

実は、TOEIC学習法本に期待されるのもそういうことではないでしょうか? TOEICの勉強をいかに最小限にしてしかしTOEICスコアは取る、ということを知りたい人が多いはずです。
ですので、ブログなどを見ても、TOEIC好きな人がやっていることは、同じくらい好きな人にしかまねすることはできません。TOEICが好きではない人は、同じようにTOEICが好きではなくて結果を出した人の方法を参考にするのがいいでしょう。

TOEICは英語力のすべてをはかることはできませんから(どんなテストでもそれはできません)、必要なスコアは要領よくさっさと取ってしまって、自分に必要な英語力をつけることにシフトするのが実際的ですね。TOEIC講師の多くは、860くらいでTOEICはやめてもいいと言います。900でも990でも企業から見れば同じだそうですね。990を取る必要があるのはたぶん、私のように英語を商売にしてて「箔付け」がほしい人ですよね。そういう必要がない一般の人が990をめざすのは「趣味」の世界ですね。

ですので私の考えとしては特別な人にしか990はいらないと思います。ただ、TOEIC900レベルより一段階上の英語力があることも事実です。それは、むしろTOEFLではかっている、まとまった長さの知的英語を理解する能力だと思います。そこに英語力が到達すると、あまりストレスなく、英語における知的生産物を摂取できますし、日本との情報格差によってそれをお金に換えることもある程度可能です。そういうレベルの英語力は本当はTOEFLの領分であってTOEICが想定しているものではないのですが、そういう力さえあればTOEICは少し出題形式に慣れるくらいの対策で十分990を取れてしまいます。ですから取れるものは取ってしまいましょう、ということです。

実は私は韓流本の情報を載せてはいますが、実質的に韓流本はやらないで990を取れてしまったんですよね。主にはイクフンのパート別のリスニングの本、それと韓流本エコノミーの日本版である10回模試という本をやっただけで990取れました。取れていないと思って韓流本を買ったのですが取れていたので、結局韓流本はあまりやらないまま終わったんですよね。
ですので、韓流本に手を出すのはあまり急がず、とりあえずはイクフンと10回模試本くらいやれば、取れる人は取れると思うんですよね。

さっき言った一段階上のリーディング力をつけるには多読しかないんですが、それをTOEIC本を大量にやることによってこなすという道がありますね。そういうやり方をしたい人は韓流本で模試何百セットも仕入れることができます。でも私などははっきり言って、TOEICの英文は内容的に退屈なんですよ。そういう私みたいにTOEICが好きじゃない人はそのやり方はとても続かないので、TOEICという目的からすれば多少は効率が落ちるかもしれませんが、もう少し一般的な、自分が興味の持てるものの多読・多聴をお勧めしますね。いくら「効果的」であっても自分にとって「実行不可能」であれば意味はないのです。自分に実行可能な枠内で最善の方法を見いだす必要があります。
ですので、韓流本はTOEIC自体が好きな人にしか勧めません。私の意見を書けばそういうことになります。
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comment

Secret

面白いですね

2012.03.03.10:15

ハレイさんもとい菅原先生

ご無沙汰しております。

Andyさんのブログで、黄金本をやってる際は、解説ありがとうございました。
(プロフィール公開されて、東大卒ならびに大学教授だったのを知り、びっくりしました。
確かに凄い人なんだろうな、とは気づいてましたが)

それはそうとして、今回のこの記事は、個人的に凄く興味を
そそられました。(面白かったです)

私なんかは、いまや毎日韓流模試をこなすことが生活の一部と
なって完全にTOEICが趣味となっているハードコアトイッカーですが、
世の中の大半の人にとっては、ホントTOEICはどうでもいいものだ
と思います。

確かに、トイッカーの考えとして、HOW TOより、HOW MUCHが優先されてる気がします。
(あの本、何周やったとかがいい例ですね)

決して、自分はその量に基づく考え方が駄目とか、否定は全然しないのですが
(好きだからそうなってしまう、というのもありますし、このHOW MUCHを否定すると
自分も否定することになるので・・・)、効率性を考えた場合、それが最善だったかと問われると、
確かに怪しい気がします。

これは僕の個人的意見になりますが、トイッカーって、TOEICならびに
韓国模試の何がいいかっていうと、多分数字ではっきり出るところが
好きなんじゃないでしょうか。分かりやすいというか。
何問正解して、換算スコアいくつで、本番でいくつだった、という。
ほとんど、ゲームの世界ですね。

本当は、提唱なされているとおり、興味が持てるものの
多読多聴でいくのがいいのでしょうが、それだと自分の立ち位置と
いうか、どこまで実力があがってきているのかが、
わからなくて、面白みがなくなり、途中で挫折する原因になったりもします。

なので、ここもまた個人意見ですが、一般の人にとっては、
客観的に、毎日ベースで、進捗や実力が図れる何らかのモノサシがあれば、
いいのではないのかな、という気がします。
そういうものが逆に今は、あまりないのでは?という気がします。
(ペンギンリーダーズとかのペーパーバックは、
あれは、レベルがあがって進めていけるので楽しいんですけど。
日々のスパンでは、ややわかりづらいかと)

あと、自分はTOEIC趣味の人ですが、よくよく考えたら結構
それ以外のものも触れたりしてます。

たとえば、こんな感じです。
Vizmediaのコミック (漫画)
多読多聴マガジン (雑誌)
CNN EE (雑誌)
TIME (雑誌)
ペンギンなどのGraded Readers (ペーパーバック)
CBS Evening News (PodCast)
CNN STUDENT News (PodCast)

そう考えると、自分は、もしかしたらハイブリッド型(どちらかといえば、
トイッカーよりの人間かつ、適度に一般の教材というかコンテンツも使用する折衷タイプ)
かもしれません。

次回も又興味をそそる記事を期待しております。
あと、本でたら、購入します!

では。

Re: 面白いですね

2012.03.03.18:55

こんにちは コメントありがとうございます。
思うに「趣味」というのは結果だけでなくてその過程を楽しむことに主眼があるものだと思います。TOEIC本を解くこと自体に喜びを見出している人は趣味だと言っていいですね。でもTOEIC自体はべつに好きではなくて結果だけがほしい人はそれと違いますね。

ですので、TOEIC900とか990の対策というのも、TOEICを趣味にできるかどうかでやり方は変わってくるのだと思います。

Andyさんのおかげで「韓流TOEIC本を大量にこなすことで990に達する」という道が開かれたのは画期的ですね。
でもそれは990へ行くための唯一の道ではないだろうということです。

ただDIOさんもおっしゃるとおり、一般的な多読では上達の目安がわかりにくいことはありますね。
多読の世界では、語数をカウントすることを推奨してます。何万語、何十万語読んだということで達成感を得ている人もいますね。100万語が目標とされてます。100万語読むとだいたい英語的な感覚というものが肌でわかる感じをつかめると言われます。
やはり数値化したものは、達成感を持つためには有効ですね。

TOEIC990のポイントは、リーディング力、それも全文を早く読むというwpm (word per minute)を上げることにあると思います。
TOEICのリーディングパートの語数は6600語くらいだそうです。
これで100万語を読むのは、模試150セットを解くことによって達成できます。
この数字は韓流本を使っても少々大変ですので、難易度の低い Graded Reader を交えて稼ぐという方法も考えるとよいと思います。
ですので、TOEIC本中心の方も、DIOさんがやっているようにある程度ハイブリッド型にして語数を稼ぐことをやってみるとリーディング力向上という点では効果が期待できるはずです。

逆に一般的多読中心の人は多少、TOEIC本も多読の一部としてまぜて読んでいくということです。

なお多読として語数を意識してやる場合は、(Andyさんの分類で言う)TOEICの高地トレーニング本は使わない方がいいです。

貴重な示唆をありがとうございました。本を書くときの参考にさせていただきます
プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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