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経験からみた外国語学習のポイント

2011.12.13.23:16

夏頃はだいぶ韓国語をやっていましたが、忙しくなってくるといつのまにかやらなくなっています。やるのは英語ばかりですね。
一方、中国語は少し使っています。というのは私は太極拳と気功を趣味としているのですが、その関係の本とかDVDを中国から買うのです。DVDも今はほとんど中文字幕はついてますので、読めれば何とかわかります。会話はまったくできませんが、考えてみるとその必要はないですし、私にとってはDVDや本が理解できる読解力さえあれば足りるわけです。また中国アマゾンで買い物もできます。

ここからあらためてわかった、外国語学習についてのポイントがあります。
一つは、井上大輔さんの「捨てる英語」というのがありましたが、結局、外国語は何か使う目的があってこそ続けられるということです。特に使うあてのない外国語学習は長続きしません。そして、自分が使うスキルだけをやればOKということです。私はフランス語もドイツ語も読むだけはできます。会話は捨てています。
英語はいま、聞けて話せなければいけないという考え方が主流ですが、考えてみれば英語だって昔のように、ただひたすら読むだけで足りるという人もいるはずです。ネットの情報にアクセスできるだけでもアドバンテージですしね。
たしかに外国語学習としてはまったく音声面を捨てるのは得策ではないのですが、四技能をすべてやるべきだというのは基礎までの話です。ですから英語も、中学英語か高一くらいのレベルがリスニングできれば(つまり英検3級か凖2級くらい)、それ以上にリスニングをやるのは捨てて読解に特化する、ということも、自分のニーズによっては選択肢としてある、ということです。私も中国語・フランス語・ドイツ語の基礎レベルは音声を聞くのをやりました。それは基礎がためとして必要なことなのですが、だからといって必要もないのにすらすら話せるようになる勉強をしなくてもいいのです。
もちろん音声面で上級にいけば読解力も上がりますし、音声抜きの読解力の上達には限界があることも事実ですが、そこまでその言語で上級をめざすのか、という問いがあります。
外国語学習はとにかく時間がかかりますので、使うアテのないスキルを習得し、それを維持することのコストと、それにみあうメリットをはかりにかける必要があります

もう一つのポイントとしていえそうなのは、
「オーセンティックな教材」(つまり学習用に創られた教材ではなくふつうその言語話者のために作られたコンテンツ)がわかるようになれば、その言語の学習は格段に楽しくなり、ずっと続けられる。
ということです。たとえば英語字幕つきでDVDが楽しめるようになれば、教材は無限に存在することになりますので、楽しんでいるだけでいつのまにか上達してしまいます。外国語についてはとにかく「わからない」というフラストレーションとの闘いなのですが、そういう母語話者のためのコンテンツがそれほどストレスなくわかるようになるレベルに行ってしまうと楽しくてしかたなくなるのです。ですので、最初は少しでもやさしいコンテンツを探しつつそれを楽しむという要素を入れていくことをおすすめします。

まとめると次のようなことですね。
・外国語は使うアテがあってこそ続くものである。
・自分が使いそうもないスキルは思い切って捨てることもありだ。
・オーセンティックなコンテンツが楽しめるようになれば軌道に乗る。
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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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