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「基本にカエル英語の本」について

2010.04.08.22:50

基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1
(2007/07)
石崎 秀穂

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ほとんど英語がゼロに近い人に英文法を教える・・ということで、結局選んだのはこの本でした。
もちろん、英文法だけで英語を教えるというわけではなく、やさしいものの多読を併用します。SSS式に従って Oxford Reading Tree などを最初から多読するのを平行するのです。今までは多読だけでやっていたのですが、中学レベルの文法があやふやだと多読の効果が完全には出ないことに気づきました。それで今回は文法のおさらいをするわけです。

前にも書いたところですが、英語やり直し本は数々あれど、本当にゼロに近い人の目線に立って書かれた本は数えるほどしかありません。そんな中でこの「基本にカエル」を押すのは、バケツを並べてそれに語を入れていくという説明手法が、英語における「語順」の重要さを明確にしてくれるのと、日本語と対比させながら進めるのもわかりやすいと思ったわけです。

ただ、この本もパーフェクトというわけではありません。なかなか世の中にパーフェクトという本はないので、マイナスを減点しても、総合得点でいちばん高いものを採用し、マイナス分は教える人が補うことになります。

この本のマイナスとしては、例文がもう一つ練れてないかもなあ、というのがあります。
たとえば

You had better play tennis.

なんて例文がありますが、こういう文はまず、言いません。
というのは had better というのは「~しないと困ったことになる、大変なことになる」という「切迫感」を持った表現なので、かなり「マジ」な顔をして言うものなのです。「テニスをするといいんじゃない?」なんてノリではないんです。ですから、had better のニュアンスを表すならば、

You had better see a doctor.

というような例文にすれば、この表現のニュアンスも合わせて覚えられます。
「テニスをしないとまずいことになる」という状況は、比較的起こりにくいのではないでしょうか。考えられるとすれば、プロのテニスプレーヤーをめざして猛特訓していた選手が、ちょっとしたことで挫折を味わってテニスをやめようとしているのを、友だちが「おまえはやっぱりテニスをやった方がいいよ」と諭す、なんていう場面です。特殊すぎますね・・

ですので、人によっては、これを読んで、「なんじゃ、そんな変な例文出すなんて、こいつは英語力がたりないんだよ。そんな本、わたしゃ使わないよ~」なんて思う人も、いるかもしれません。それでも、そういう「ふつうは言わない例文」がたまにあっても、その説明のしかたは秀逸なので、プラスマイナスするとこれが一位になる、という判断をしているわけです。
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theme : 英語・英会話学習
genre : 学校・教育

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プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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