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外国語学習のストラテジー

2011.09.30.21:17

これまでいろいろ考えてきたり自分で試してきた外国語学習法について一度まとめてみよう、と考え始めてます。教えるのを商売にするからには本を出しているのもアドバンテージではありますし。

第二言語習得研究(SLA)と学習の「現場」とをどうつなぐか、ということもテーマです。ただ、これまではみな教室でどう教えるか、という応用ばかりで、独学者のための学習ストラテジーという話はあまり出てきてないです。そのあたりの試みですね。

現実的には、ゼロから理想のやり方で外国語を始められる人はいなくて、もうすでに日本の英語教育を受けてしまっているわけで、その問題点をどうフォローするか、という話が実際的なものとしては浮上するはずです。そのあたりは応用言語学の研究者などはやらない世界なので、そういう知識はとても不足しています。

あとSLAではほとんど話題にはならないんですが、現実的には、ターゲットとする言語に応じて学習ストラテジーは変わってくると思います。
つまり、相手が英語なのか、フランス語、ドイツ語などのヨーロッパ語なのか、中国語、韓国語なのかによって、方法は変えていくということです。
英語の場合はさっき書いたように、現実にいろいろ問題のある方法で英語教育を受けてしまった、という現状から出発しないといけないということがありますし、
中国語の場合は、字を見るとだいたいわかってしまう、文法がすごく単純、発音がむずかしい、字の中国音をマスターしなければならないなど、日本人特有の問題があります。
また韓国語の場合は中国語とは逆に字が見慣れない、しかし文法は日本語とすごく近いという特質があり、またやってみてわかったことですが、音変化がけっこう多くて文字の通りに発音されない場合があることもポイントになります。

私もいろいろ外国語をやってみましたが、初級レベルを突破できたのは英語のほかはフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語くらいですね。もっとも、会話はできませんが。
一つ感じたのは、とにかくある程度の語彙を身につけなければダメだということです。イタリア語、スペイン語は文法がフランス語と同じようなので簡単だったんですが、それでもあまりよくできないのは結局基礎単語力が不足しているせいだと思います。
最初の頻度順1000語、次に2000語、3000語とターゲットを定めてやっていくのが理想的で、さらにいえば、語彙数のコントロールされた多読教材がそろっているかどうかで、習得しやすさはずいぶん違ってきますね。
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イングリッシュ・モンスター

2011.09.30.20:47

イングリッシュ・モンスターの最強英語術イングリッシュ・モンスターの最強英語術
(2011/01/26)
菊池 健彦

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これ、話題になってたので図書館で見つけて読んでみました。
この本の最大のインパクトは、なんといっても著者の写真でしょう。あまりにも強烈すぎる・・
特に、口にげんこつとカップ麺・・・
「編集の妙」を見せられました。この本の編集者はすごいと思います。

ひきこもり留学でTOEIC990点を取り、英語講師になったという人ですね。

その引きこもり留学で、ニューズウィークを買ってきて、片っ端からわからない単語を調べて余白に書くという勉強から始めたと言ってますが・・ これは私の知りうる限り、最悪の学習法と言っていいでしょう(笑) ただ、ひきこもりで時間だけはありあまり、ほかに何もすることがないのでこんな非効率なやり方でもできるようになったのですね。

学習法の本としては特筆するところは少ないです。単語の学習を強調しているところくらいですかね。
「できなかった人がスポ根的勉強でできるようになった」というよくあるタイプの本です。
そういうスポ根的方法を続けることができない大多数の人はどうすればいいのか? という学習法本がもっと必要じゃないかと思います。
「やっぱり王道はないんだ~」と納得することに意義を見出す人には受けるかもしれません。

ただ、強烈なキャラクターによる「パーソナルブランディング」が大事であることと、編集者の役割は大きい、ということをこの本から学ぶことができました(^^)

英語学習法について

2011.09.25.14:02

それにしても韓国語と比較して、英語は初級文法がけっこうむずかしいですね。
だいたい、否定文と疑問文の作り方がなぜあんなにむずかしいのか。一般動詞とBE動詞との違いとか・・そんなにめんどくさい言語は世界にそんなにないですよ。
綴り字と発音の関係もかなりいい加減だし、変な音を使ってるし、世界言語としてはけっこう問題が多い言語だと思いますけどね。英語圏以外の国が結託して「簡易英語」を国際語にするよう働きかけるべきかもしれません。

日本の学校での英語の勉強のさせ方はちょっと効率の悪いところがあるので、社会人などがこれから英語をやろうというときには、学校英語の偏りを修正するというポイントが必要になってきます。

たとえば

iPhone最強の英語学習術iPhone最強の英語学習術
(2011/04/21)
井上大輔

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この本も、日本の英語学習者はとにかく「音が入っていない」音声面の勉強が足りていないところに目をつけて、一度勉強した英語に改めて音を入れていくのを、iPhoneを使って効率的にやるという方法を紹介したりしています(内容はそれだけじゃないですけど)。

発音チェックも必要だと思います。これはもっとスカイプレッスンなんかがあってもいいのではないかと思います。

外国語学習法についてはいろいろ研究も進み、知っている人は知っているのですが、まだまだ圧倒的に世間には浸透しないと思います。いろんな人がいろんな切り口で伝えていく必要があるようです。そういうわけで、私も何か学習法についてまとめて本にしてみるのもいいかもしれません。

韓国語基本文法練習帳

2011.09.25.13:49

前田式がけっこう楽しくて毎日やってるうちに、終わりに近づきました。
もちろん何度か読み返したり、CDを聞き、音読したりもするつもりですが、とりあえず、次の本はないかなということで本屋に行ってみました。

韓国語基本文法練習帳韓国語基本文法練習帳
(2010/01)
ユン ソンギョン

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これはアマゾンで目をつけていたんですが、見たら良さそうなので買ってきました。
基本文法の復習、確認のための本ですね。整理の仕方がわかりやすいです。

こういう本って初級者用に見えて、実は中級者のためのものなんですよ。
というのは、文法というのはある程度、データとなるものが自分の中にインプットされていて、それをちょっと整理しようという時に見ていくのがいちばん効果的なんですよね。
最初から、こういう文法規則だけを習って頭だけでその語形変化を練習したってたいして身につかないんです。中学なんかの勉強のさせ方の間違いはそこですね。
たとえば韓国語では「コマプタ」という動詞の不規則な変化形で「コマウォヨ」というのがあるんですが、どうしてそうなるかということは、まず「コマウォヨ」という形を何度も見たことがあるという経験があると、ぜんぜん理解度が違うのです。

外国語とは「データ収集」であって、それを整理していくという形で進むのです。
そのデータ整理の過程でいわゆる「中間言語」という、「本当に正しくはないが自分なりにルールを想定している」という段階があるというわけですね。

それからこれも衝動買い。
単語集としては異例なほどカラフルですね。
まあ、用言の活用の種類が書いてないとか、そういう問題もあるんですが。
単語集って結局「開きたくなる」というデザイン的要素も大きいような気がします。

絵でおぼえる韓国語単語―韓国文化がまるごと見える!50テーマ絵でおぼえる韓国語単語―韓国文化がまるごと見える!50テーマ
(2005/12)
金 貞姫

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単語集というのはその本だけで覚えるためのものではありません。その単語を「見た回数」を増やすということです。見たことがある単語が文章の中とかに出てきたときに、その理解度が違ってきます。そのためにあるものなので、単語集は「覚えたかどうか」のチェックは不要です。本見ながらCDを聞いて終わりにしていいのです。ただ、何周やったかだけです。

私のこれからのポリシーとしては、基本文法のチェックとともに、とにかく多読・多聴です。できるだけいろいろ、日本語対照で読み、その音声を聞くことですね。
それから、その全部ではありませんが音読をする、そんな感じでしょうか。

前田式韓国語について

2011.09.22.23:54

買い込みまして、進行中です。

前田式韓国語中級文法トレーニング前田式韓国語中級文法トレーニング
(2009/03)
前田 真彦

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とてもいい本ですね。テキストがあり、問題に答え、それから解説があるというスタイルです。
レベル的にちょうどいいです。
私はだんだん気がついてきたんですが、私が最初にやった野間さんの『至福の朝鮮語』そして『VIVA中級韓国語』は、独学者にはむずかしすぎたようです。これは授業用のテキストとして見るべきでしょう。独学者にふさわしい本はもっと別なのです。そして書き込み式のトレーニング本というものをやっていくことが必要ですね。この前田さんの本をやって、自分に合った本をやることの重要さが再認識されました。
でも、初心者はなかなか自分に合った本を選ぶこと自体がむずかしいですね。やはりガイドのようなものが必要だと思います。

これから英語の学習法を人に教えていきたいと思っているので、自分が学習者の立場でいろいろ経験することは役に立ちます。
プロフィール

SH

Author:SH
東京大学大学院総合文化研究科出身。現在、地方の公立大学教授。第二言語習得研究・音声学等の知識をもとに25年以上にわたり英語教育に携わる。
TOEIC990点。
英語のほかいろいろな言語をやってみました。フランス語・ドイツ語・中国語も本を読むことはできます。現在は中国語とロシア語を学習中で、自分の外国語学習理論による多言語習得をめざしています。ハングル能力検定3級合格。

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